四十肩・五十肩 治療について

ともに関節周囲炎といわれ病態はさまざま

原因はよくわかっていませんが、肩関節周囲組織の退行性変性がみられます。

退行性変性とはいわゆる老化であり、性ホルモンが減少し始める中年層によくみられます。

老化の一言で終わらせてしまいますと少し酷でありますが、しかし普段の生活の送り方次第で避けることは充分にできると思われます。

五十肩の痛みはとても強く炎症期では夜も眠れないほどで鎮痛剤を服用する方もいらっしゃいます。

石灰沈着性腱板炎や滑液包炎との鑑別が大事で、同じく炎症性の疾患でありますが治癒の過程が異なります。

五十肩は完全に違和感がなくなるのに時間がかかりますが、治療を加えることで痛みを緩和することができます。

急性期は痛みを発症してからおよそ3か月ほど続きますが、その期間は日常生活を送ることも大変になります。

肩を上げる動作はもちろん、手を後ろに回す動作も激痛が走るため、髪を洗ったり服を着替えたりすることが困難になります。

その為そういった日常動作の痛みを緩和することは非常に大事になって参ります。

肩が痛いからといって急性期にマッサージやストレッチをすると、効果がないどころか炎症をさらに広げ痛みを増悪させてしまう危険性があります。

当院では治療においてマッサージはいたしませんが、基本的には遠隔部の治療をすることで肩の関節の負担を軽減させていきます。

肩には鍼を刺鍼することもありますが、とても繊細な刺鍼が求められます。

当たり前ですが、炎症の強い時期に直接肩に対してアプローチをしたところで炎症が治まることはありません。

そのため、炎症がいち早く引くような身体の環境を作ってあげることが大事です。

当院では身体全身の調整をすることで肩関節にかかる負担を減らしつつ、身体に備わる治癒力を引き出す治療をしていきます。

個人差のある疾患なので痛みが軽減する期間はさまざまです。

痛みが続いたとしても、何もしないでいるより有意義な生活を送れるため治療をお勧めいたします。

また長期間、湿布や鎮痛剤を飲むことはお勧めできません。

湿布も鎮痛剤も痛み止めの作用により血行を悪くさせます。

血行を悪くさせ痛みを抑えることは炎症期において大事ですが、長期間の使用は治りを悪くさせるため避けたいところです。

先ほど他の疾患との鑑別が大事だといいましたが、場合によっては専門の医療機関で注射を打ってもらったり、手術が必要なケースがあるからです。

お困りの方は是非ご相談くださいませ。

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