冷え性の方向けお灸を使ったセルフケア

2019.12.05 更新

前回お話しした通り冷え性は体質なので改善することが非常に難しいです。

患者様や知り合いの方で良くなった話しをたまに聞くことがありますが、よく聞くと更年期に入りホルモンの分泌に変化が現れたことが引き金になっているようです。

本気で治すのであればそれなりの覚悟が必要かと思われます。

前回お話ししたことを参考に根気よく生活して頂く必要があります。

一度冷えてしまうと中々温まらないのが冷え性ですが、効果的に温めるセルフケアがいくつかあるのでご紹介します。

一つ注意して頂きたいこととして、これらは一時的に手足を温めるものであって、冷え性の根本的解決にはなりません。

一時的でも冷えが改善できれば体内環境にとっては良いことなので是非お試しください。

お灸を使ったセルフケア

手足に存在する主要なツボにお灸をすえることで温めていきます。

お灸の種類は問いませんが、市販で売っているせんねん灸を推進します。

大体一ヶ所につき3回ほどすえてください。

内関・・・手首より指3本下の中央にとります。

外関・・・手首背側の指3本下の中央にあります。

崑崙・・・外くるぶしとアキレス腱の中央にあり押すと圧痛のある部分です。

太渓・・・うちくるぶしとアキレス腱の中央にとります。

・足湯、肘湯をすることで温める。（お灸をするよりめんどくさいですが効果はあります。）

・腕立て伏せ（出来れば指立て伏せ）を限界まで３セット。

・スクワットを限界まで３セット。

経験的に運動が一番効果的です。しかし一番敬遠されがちです。そして基礎体力がなければそもそも困難なので日ごろから身体を動かす習慣をつけておくと良いでしょう。

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