腰痛 ギックリ腰の時の対処

  • ・ギックリ腰では炎症期のどの段階にあるかが重要
  • ・炎症期を上手く乗り越えるために自分で何かできることはあるか?
  • アイシング
  • 腰痛ベルト
  • 鎮痛剤
  • 湿布
  • ウォーキング

ギックリ腰

皆さんはギックリ腰になったことはあるでしょうか?

できれば経験したくないギックリ腰ですが、私も何度か経験してしまいました。

腰痛が元々あり悩まされていましたが、適度な運動と治療により大分治まっていました。

しかし良かれと思ってやっていた運動が過激化し、ウエイトトレーニングまで発展すると、トレーニング中にギックリ腰をやってしまったのです!

当時はデッドリフトという種目にハマっていて、180㎏のバーベルを持ち上げている時でした。

腰から「バチッ!」と音が聞こえ、その瞬間やってしまった!!と思いました。

しかしその時は思った程痛みが少なく、「あれ?以外と大丈夫じゃん!」と思いトレーニングを続けてました。

すると束の間、徐々に痛みが悪化し、歩くのもやっとの状態になってしまい、必死の思いで自宅まで帰りました。

しばらく寝ていましたが寝がえりを打つのも大変で、数日後いつもお世話になっている鍼灸院に治療に行きました。

治療家としての経験もあり自分でどうにもならないと考え診てもらったのです。

(その後良くなり、ウエイトトレーニングは中止しています)

ギックリ腰では炎症期のどの段階にあるかが重要

もし炎症期の頂点に達していないのであれば、治療後に痛みが増悪する可能性があります。

「ギックリ腰で~の治療院に行ったのだけれど、余計に痛くなってしまった!」という方は、炎症期の頂点に達していなかったことが考えられます。

それでも治療により炎症の程度と期間は何もしないよりマシになるのですが、痛みが増すことは患者心理として良くはありません。

患者様が炎症期のどの程度にあるのかを把握し、説明しなくてはありませんがそれができなかった結果だと思います。

炎症期の頂点に達していれば、治療してあげることにより症状はどんどん改善して、1回の治療で問題なく動けるようになることもあります。

炎症期を上手く乗り越えるために自分で何かできることはあるか?

アイシング

定番中の定番で接骨院などではほぼ間違いなく施される思います。

効果はどうかと言いますと、痛みを少し和らげる効果があります。

アイシングにより痛覚神経が麻痺するので痛みを感じづらくなるためです。

また血管が拡張し炎症を起きているのを冷やすことにより和らげる効果があります。

しかし炎症を抑える効果に関しては賛否両論で、返って治癒力を抑えてしまうとの意見もあります。

私見ですが、やらないよりかはやった方がその場の痛みを抑えられるのでやった方がいいと思います。またアイシングにより炎症を最小限度に抑える効果も望めると思います。

経験談ですが私は高校まで野球でピッチャーをやっていました。

投球練習の後にアイシングを怠ると次の日に肩が上がらなかった経験があります。それからはアイシングを怠ることはなく、投球練習のあとはアイシングを必ずおこないました。

それは炎症が抑えられた証拠でもありますので私はそれからアイシング肯定派です。

巷では様々な意見がありますが、経験を通して炎症性の障害にはアイシングはお勧め致します。

しかし長期的なアイシングは返って治癒力の妨げになることは間違いありません。(冷やすことは血行を悪くするため)

アイシングはギックリ腰を起こしてから2日以内はおこなっても効果があると思いますが、それ以降は判断が難しくなります。

炎症過程が進むと血行不良が起きます。それによる疼痛や神経痛などの二次被害が起こりえますので、血行を促進する治療にきりかえる必要があります。

腰痛ベルト(骨盤ベルト)

骨盤を固定することで損傷の起きている部分に圧迫や運動制限をかけます。そうすることで痛みを緩和させます。

どうしても仕事などに行かないといけない時などは、一時的に着けて頂いても構いませんが、長期間の装着は良くありません。

ベルトは運動制限をかけ骨盤を固定するので血行が悪くなります。

痛みを紛らせるもので着けたことで治癒が促進することはありません。

一度着けたら安心感がありクセになってしまう方がいますが、骨盤の動きはとても重要です。

固定されると他の関節や軟部組織にも影響を与えるので、自由であるべきです。

腰痛ベルトは痛みが強く身動きを取るのが大変な方を除いてお勧めしません。

鎮痛剤(服用)

痛みが強くて夜も眠れないという方は服用してください。

痛み止めの薬はブラジキニンなどの発痛物質の作用を抑えますが、その際に血流そのものを悪くさせてしまいます。

長期的にみますと治癒力の妨げになりますので、服用はやむおえないな時だけにしてください。

・湿布

気軽に湿布を貼る方がいますが、ギックリ腰の痛みのレベルになると大した鎮痛効果を期待できません。つけた方が多少マシかもしれませんが、アイシング程の冷やす作用はありませんし、長期的につけると血行を悪くさせます。

湿布は血行を良くさせるイメージがありますが反対に悪くさせます。

温湿布も同じです。

長期間の使用はお控えください。

・ウォーキング

意外ですがウォーキングがお勧めです。

ギックリ腰の正体は実は慢性的な腰痛が母体となっているのです。

炎症が起きているのですが慢性腰痛なんです。

炎症部以外では血行が悪くなっている状態で、身体全体が緊張しています。

そのため中々炎症部分の治癒作用が進まない状態にあります。

ウォーキングにより全身の血流を良くしてあげるのは良いことです。

しかし、痛みが強くて起き上がることすら出来ない方は歩くことは当然できないと思います。

ある程度動ける方は積極的にウォーキングをしてみてください。

ギックリ腰

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