書評 ホリエモンのゼロ
堀江さんの本は何冊か読んだことがあるのですが、発想が常人ではなく読んでいてとても引き込まれます。
ある種自己啓発に近いものがあるのですが、読んだ後に何か衝動感に駆られるのです。
このままではいけない!もっとより良い治療をするためには変わらなくてはいけない!と、思わされます。
今回読んだ「ゼロ」という本はいつもの堀江さんの書籍より内容がマイルドになっています。
主に堀江さんの幼少期から会社を立ち上げ逮捕されるまでの過程が、細やかに語られています。
堀江さんといえば、仕事に対してストイックで冷徹なマシーンのようなイメージが僕にはあったのですが、話の中の堀江さんは脆く人間らしさを感じ取れました。
そして卓越した発想力と物事の真理をついた考えには相変わらず驚かされてしまいます。
また行動力が凄まじい。とにかく凄まじい…
僕なんか、旅行一つ行くのに自分一人じゃ何も出来ません。
まず、飛行機のチケットの取り方が分からない。
チケットを取れたとしても、飛行機に乗る時の手続きの仕方が分からないので目的地に着かないと思う。
なので僕はいつも旅行に行く時は友人に全てをまかし、ストーカーのごとくただ後ろを付いていくしかありません。
最後にプライベートの旅行に行ったのはいつだったけな~?
話はそれましたが…、
普通は考えていても中々行動には移せませんが、堀江さんは思い立ったら直ぐに行動されます。
そして著書のなかで、初めから何でもできていた訳じゃなく、最初の1歩を踏み出すことが大事と語られております。
小さな成功体験を積み重ねることが大きな成果を生み出すのだということです。
えてして大きな目標を立てるのではなく、小さな目標設定をし毎日コツコツと努力することが大事だと感じました。
僕らの仕事である治療は、ただひたすら一つの作業を繰り返し研ぎ澄ましていくことです。
やっていることはシンプルなのですが、しかし単純にはいきません。
思考をこらし、指先の感覚を澄まし、本来なら感じ取れないもの感じ取り、毎日毎日繰り返し…、先の見えない日々にもういっそ逃げ出したくなる時もあります。
しかし、諦めて後悔するのは自分だと分かっているので毎日戦っています。
そんな時にこの本に出会い、少し肩の荷が下りた気がします。
あせっても仕方がない。
今日を精一杯生きることにしました。
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