ヴィーガンの食事は身体に良いのか? 体験談

  • ヴィ―ガンって何
  • ヴィ―ガンの食事の体験
  • ヴィ―ガンの食事を通して

ヴィ―ガンって何?

ヴィ―ガンとは食事において肉や魚のほか、卵、乳製品、はちみつといった動物性食品に関わる全ての物を口にしない方々のことを言います。

菜食主義とかベジタリアンと言えば分かる方もいるとかと思いますが、ヴィ―ガンとは違い、卵や乳製品は食べても大丈夫で厳格なヴィ―ガンとは一線を引きます。

動物性の食品や製品も可能な限り避けなければいけないので難易度はとても高くなります。

海外では一部の過激な活動家により度々ニュース等に上がることがありますが、日本ではそういった話題が上がることはなく平和に緩く実践されている方もいるのではないでしょうか?

私がヴィ―ガンに対して興味を抱いたきっかけはある一冊の本でした。

それはスコットジュレクというトレイルランの選手の伝記のようなもので、普段の練習や食事方法が書かれている本です。

それまで菜食主義については知識としてありましたが、医学的に考えても良くないので実践にいたることはありませんでした。

しかしスコットジュレク選手のような伝説的なトレイル選手が実践している食事法であるならば試してみる価値はあるなと思いました。

スコットジュレク選手は元々は何でも食べる菜食主義とは無縁な食事を取られていましたが、日々のハードな練習で疲労を溜めてしまい、なんとかならないか考えられたそうです。いち早く身体の疲労を取り除く為に、消化に良く内臓に負担がかからないヴィ―ガンの食事を取り入れられたそうです。

肉食は練習による炎症を長引かせてしまうと書かれてあり納得がいきました。

私も同じランナーとして試してみることにしました。

ヴィ―ガンの食事の体験

期間は一ヶ月。

一ヶ月もあれば大体身体の変調が分かるので丁度良いかと思います。

中途半端に牛乳や卵を食べてしまうと効果が霞んでしまうと思ったので完全に動物性食品は取りませんでした。(やるからには徹底的に)

当時は月に300㎞以上ランニングをしていて疲労が常にありましたので実験には丁度良かったと思います。

これで疲労が取れマラソンのタイムが伸びるようであればこれからも続けていこうと思っていました。

ヴィ―ガンもそうですが食事療法で困るのは外食の付き合いが出来ないことです。

とくにヴィ―ガンは厳格な菜食主義なので外食ではほぼほぼ無理です。

まあ私はお酒が飲めないため、飲みのお誘いがないのでその点は楽でしたが・・・

それでも慣れ親しんだ肉や魚を食べれないことは苦痛でした。

肉や魚が食べれないと基本的に味付けが薄い料理になりがちです。

今まで僕は味付けの濃い料理を好んできましたのでその点も大変でした。

基本的には豆腐料理に(料理と言っても冷奴か味噌汁)ご飯と漬物で、フルーツを食後に食べてました。

たまに煮物を食べることがありましたが、肉が入っていない野菜のみの煮物は味気ないものでした。

また運動量が多かったのでその分食事量を取らなくてはいけません。

それでなくとも、ヴィ―ガンの食事ではタンパク質が不足するため量でカバーすることになります。

私の体重でいうと必要たんぱく質量は65グラム程度ですが(体重が65㎏)、運動をハードにしていますのでその倍の130グラム近くは取りたいです。

しかしこの量を植物性食品から取ろうするのは無謀なので、この際タンパク質量にはあまり気をつけませんでした。

それよりも糖質をしっかりと取りエネルギーが枯渇しないことに重点を置きました。

始めて1週間。身体がとても軽く感じました。朝起きた時の爽快感はすさまじく、これがスコットジュレクが言っていたことか!と感動しました。

いままでの肉食での負担がなくなり、肝臓の解毒が進んでいるのが実感できました。

2週間目。相変わらず好調でランニングも問題なくこなせています。しかし手先の冷えが気になるのでエネルギー不足かと思われる。

始めきつく感じた食事にも慣れてしまい、このままでも良いかな?と思う様になりました。

3週間目。身体は相変わらず好調なんですが、ランニングでのスピードが伸びずに明らかにタイムが遅くなりました。

肌つやがとても良くなり朝起きた時の喉の粘着き感が全くありません。便通も良く性格も穏やかになった気がします。

修行僧は肉類を食べないと言いますが、確かに菜食主義になると性格は穏やかになると思います。

ヴィ―ガンの食事になってから闘争本能がなくなった感じがします。(この点はスポーツ選手にとっていかがなものか?)

4週間目。めまいと貧血発生。ランニングするにも足が重く前に進まない感じ。

手足が冷え寒い。立ち眩みが酷く最後らへんは大変でした。

ヴィ―ガンの食事を通して

始め身体の調子が上がったのは肉食による内臓の負担が減ったため炎症作用が弱まったことが考えられます。

確かにランニングによる筋の損傷がいち早く修復されていることが実感できました。

調子が良く一生このままで良いかな?と思うくらいに良かったです。

しかし3週目を過ぎた辺りから身体の異変が起き始め不調が辛かったです。

おそらくは栄養失調によるものかと思います。

タンパク質や鉄分など必要な栄養素が欠けてしまったのが原因かと思われます。

ヴィ―ガンの食事の問題点はどれだけ必要な栄養素をまかなえるかです。

どうしても食材が単調になりがちなので注意が必要です。

卵1個食べれば補える栄養素が植物性の食事から取ろうとすると、複数の食材でカバーしなくてはなりません。

それなら素直に卵を食べれば簡単な話しですけどね。

長年ヴィ―ガンの食事を続けていた方が身体の不調が原因で、止めてしまった話題を目にします。長期的に栄養失調が続き身体が悲鳴を上げているのだと思います。

私は1か月程度の実験でしたがとてもそれ以上はおこなえませんでした。

宗教的背景がなければ普通に肉を食べた方が健康には良いですし、感謝の気持ちを持って食べてあげることが動物達の一番の供養になると思います。

肉食は身体に良くないと昔は盛んに言われてましたが、その考えは明らかに古いと思います。

元気なご年配の方ほど何でも食べますからね…

#スギ鍼灸治療院#すぎ鍼灸治療院

#入間市#飯能市#日高市#狭山市#所沢

#めまい#頭痛#耳鳴り#不眠症

#腰痛#坐骨神経痛#ヘルニア#脊柱管狭窄症

#自律神経の乱れ#自律神経治療

#鍼灸#カイロプラクティック#オステオパシー

Pocket