予防医学とは? 現代医学と予防医学の違い
予防の意味をはき違えた現代医療
今回は漠然としたテーマですが、私自身深く考えてきましたテーマなので取り上げさせて頂きました。
皆さんはどういった時に医療機関に行かれるでしょうか?
当たり前ですが身体に不調を感じた時ですよね。
調子が悪くないのに病院に行っても仕方ないですからね。
中には特に悪いところはないけれども重大な疾患が見つかるかもしれないからといって、人間ドッグやその他検査に行かれる方もいると思います…
基本的には医療機関には不調を感じてから行くという認識だと思います。
当院の患者さんもどこかが悪くて来院されるケースがほとんどです。
どこかが痛くなったりおかしくなったりして、それを治すためにいらっしゃいます。
そして治療をすると不調を感じていたところが楽になりますので、その状態をキープできるように定期的にメンテナンスをされるようになります。
そうすることで身体の治癒力を常に良い状態で維持することができ、肉体的ストレスや精神的ストレスに強い身体を作ることができます。
話しは戻りますが、現在では西洋医学の発展に伴い様々な疾患に対して治療が可能となりました。
これは素晴らしいことです。
薬や外科手術によって助けられなかった命を救うことができるようになったのですから。
しかし、ここにきてある一つの問題が起こってきています。
国民医療費の問題です。
年々増加の一途を辿り43兆円まで上がってきています。
それだけ皆さんが病院に行き治療を受けているということです。
43兆円まで跳ね上がった医療費なんてのは大した問題ではありませんが、なにかしらの病気に罹患する方が増えてしまっているということです。
最新の医療術をもって治療をしているのにも関わらず、いっこうに病気にかかる方は減っていきません。
それどころか難病にかかる方は増える一方です。
新薬や手術の方式がより良いものになっているのにも関わらず、病気の方は増え続け国民医療費が増えていることは大きな問題です。
現代医療が悪路を辿っていることは間違いありません。
以前働いていた治療院でこのような患者さんがいらっしゃいました。
その患者さんは毎月地元の病院に行き持病の予防の為にお薬を処方してもらうそうです。
また風邪を引きそうになっても病院にいって、お薬を処方してもらい予防をされるそうです。
その患者さんにとってお薬を飲むことが予防であり、そうすることで病気を未然に防ぐことができると思っているのです。
極端な話しですがこの患者さんは本当の意味での予防をはき違えていらっしゃいます。
薬を飲むことは治療であって予防にはなりません。予防とは病気を未然に防ぐことですが薬にはそのような効能はありません。
そんなことは当たり前じゃないか?と思われるかもしれませんが、病院に行くことで病気を予防することができるという考えの方は増えています。
そういった考えが自然に浸透してしまい疑問にも思わないという方がほとんどです。
人間ドッグや検査などは身体の異常を見つけ出し、病気の予防になると考えられるかもしれませんが、病気のハードルを下げただけで予防医学としては機能していません。
検査をすることで病気にかかる方は減ったでしょうか?
答えはNOです。年々増え続けています。
またインフルエンザの予防注射によってインフルエンザにかかる方は減ったでしょうか?
これもNOです。
現代医療は素晴らしい医療であることは間違いありません。病気になっても薬によりすぐに症状の緩和をはかることができます。
しかし病気を予防できる医学ではありません。
そこのところを理解している方が少ないように感じます。
予防医学とは病気にかかりにくい身体をつくることです。また病気にかかったとしても身体に備わった免疫力で病気を治癒することができるようにすることです。
これからは予防医学の時代に入っていく、と発明王であるトーマス・エジソンは予言されましたがそうなることを祈っています。
しかし、予防の意味をはき違え現代医療と予防医学を混同してはいけません。
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