胃腸の調子が優れない 食べ過ぎ、飲みすぎの方へ
食べ過ぎ飲みすぎで胃腸の調子が悪い
これから忘年会シーズンに入ると飲み会が増えて胃腸の調子が優れない方が多いのではないでしょうか?
忘年会でなくとも世はクリスマス、お正月に入り食べ過ぎ飲みすぎてしまうということがあると思います。
そして朝起きても食欲がなく、胃薬を飲んで一日を迎えるという方も少なくないと思います。
一番は暴飲暴食を避けることですが中々そうもいきませんよね…
私も大の甘党で甘い物には目がありません。
昔はスイーツバイキングに行ってケーキをたらふく食べることがありました。
(普通のケーキなら10個ほどは食べていた。)
しかしそれもいつの日からか出来なくなり、今では板チョコを1枚食べるだけで胸焼けがする時があります。
そして調子に乗って食べ過ぎた日には胃がキリキリしてきて、背中の方まで痛くなってきます。
胃は腹膜という膜によって位置がある程度固定されていますが、胃の緊張はその膜を通じて体表まで伝わります。
その為胃の緊張が腹部だけでなく背中の違和感として出てくるのです。
内臓の疲れが身体の外側に現れることはとてもよくみられることです。
お酒を良く飲まれる方は肝臓周囲の筋膜が硬く張ってきますし、油物を良く食べる方は胆嚢周囲が硬く張ってきます。
そういった緊張が膜を通じて身体の様々なところに現れます。
当院では治療において内臓の働きに着目しますが、内臓の働きを改善させなくてはならないケースが沢山あります。
とはいっても内臓を直接触ることはできませんので、外から優しく圧をかけたり、手足に存在する臓器と関連のあるツボに対してアプローチをかけたりします。
そうすることで内臓の機能を回復することができます。
私自身食べ過ぎた時は手足のツボに鍼をする時がありますが、薬より即効性があり良く効きます。
しかも副作用がないためとても安全です。(厳密にいうとないことはない)
また中医学では病と内臓の関係に重点を置いています。
身体の不調は内臓と深い関係があり、中医学では五蔵の(肝・心・脾・肺・腎)働きを診ていきます。
五臓の働きが崩れることで病になると考えていますので、五臓のバランスを取るように治療していきます。
そのためどのような症状にも内臓との関連をみていくのです。
例えば、腰痛の患者様であっても腰だけを診るのではなく、全身をくまなく診ていき、異常のある臓腑を探します。
そこで肝の異常を見つけ出したら、肝の要穴(大事なツボ)を使って治療をしていき、脾の異常を見つけたら脾の要穴を使って治療するのです。
なぜそんなめんどくさいことをするのか?と思われるかもしれません。
腰が痛ければ素直に腰を治療すればいいのですが、経験的にその方が治りが良いため内臓との関連をみながら治療していくのです。
腰の問題以前に内臓に不調がある場合、中々治癒力が上がらず腰の痛みも緩和していきません。そのため内臓の調子も良くする必要があるのです。
身体は混沌としていて一部分だけ悪くなることはありません。
運動学的にも生理的にも複雑に関係しあいますので、お身体全体を診ていく必要があるのです。
皆さまこれからの季節、食べ過ぎ飲みすぎには十分注意してくださいませ。
もし前の日に食べ過ぎたら、朝食はコーヒー程度で済ましておいたほうがよろしいです。
三食しっかり食べた方が良いというのは規則正しく食事がとれた方に限ります。
夜遅くに食事を取られましたり、食べ過ぎた時は胃腸を休ませる必要があります。
なぜ胃腸を休ませる必要があるか?
それは、胃腸が空っぽの時に十二指腸にモチリンというホルモンが出され、腸内に剥離した粘膜層や食べカスなどをお掃除をしてくれるからです。
要は空腹時に腸内環境を整えてくれるのです。
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