水は飲むほど身体に良いのか?身体に必要な水分量

  • 身体の健康を支える水
  • 水分を取りすぎて浮腫むケース
  • 水分を取らな過ぎて浮腫むケース

身体の健康を支える水

人間の身体は水分が多く含まれていて体内の水分量は新生児で80%、成人では60%となっています。

一般的には女性は男性よりも水分の割合が少なくなっていますが、それは脂肪分が多いためわずかに水分の割合が低くなっているのです。

水分をたくさん含んでいると肌のハリがでてくるので、水分量が落ちてくる20代を境に肌の老化が始まってきます。

女性からすると死活問題ですので、肌の潤おいを持たせるために化粧水やコラーゲンのサプリメントを取られている方もいると思います。(残念ながらコラーゲンが含まれる食べ物やサプリメントを取ってもコラーゲンになるとは限らない。)

老化が進むにつれて水分量も減ってきますので、いかに肌の水分量を保つかにフォーカスした結果、化粧品やそういったサプリメントが出回るようになっています。

しかし根本的に保水・保湿をするのであるなら正しい量の水分を取らなくてはなりません。

一番大事な部分を怠り化粧水を外から塗ったとしてもアンチエイジング効果は期待できないからです。

また、水は生きていく上で絶対に欠かすことができないものです。

人は体重の10%の水が失われるだけで危機的状況に陥ります。そして、20%の水が失われると死亡してしまいます。

正しい量の水を飲むことは健康を保つ上で非常に大事になってきます。

元来、慢性的に水が不足すると心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まるため、水は飲めば飲むほど良いことだと刷り込まれてきました。

しかし本当に水を多く飲むことは良いことなのでしょうか?

私は水に関連する書籍を読み漁ったり、臨床を介して様々な試行錯誤をしながらこの問題と向き合ってきました。

この仕事をしていると様々な患者さんと出会います。

水が身体に良いものだと知って毎日4ℓの水を飲む方。

反対に仕事が忙しい理由からほとんど飲まない方など…

このいずれも問題があり、正しく水が飲めていないことから水分代謝に問題を起こしていました。

水分は腸で吸収されるとリンパや血管を介して全身を巡ります。

必要であれば汗や尿として排出されますが、長期間水分を取りすぎたり取らなすぎたりすることで、慢性的な浮腫みを生じることがあります。

水分を取りすぎて浮腫むケース

本来ならば水分を取りすぎると汗をかいたり尿として排出しますが、水分を多く取りすぎることで身体が冷えてしまい、水分を排出する機能が衰えています。

この状態を水毒と言いますが、水分の取りすぎで身体が冷え水分代謝が悪くなっているケースです。

特徴として手足が水っぽくひんやりとしていてお腹も冷えています。(自覚症状がないことが多い)

余分な水分が溜まって身体を冷やしてしまっているのです。

水毒という概念は中医学からくるものですが、身体が冷やすことは免疫力を低下させ病気の基を作るようなことです。

大体1日に飲むべき水分の量は1ℓと言われています。(残りの1ℓは食べ物から)

一日に3ℓ~4ℓの水を飲み、手足やお腹が冷える方は水分の取りすぎが考えらますので控えられた方が良いでしょう。

水分を取らな過ぎて浮腫むケース

意外と思われるかもしれませんが、水分を取らな過ぎても手足を浮腫ませてしまうことがあります。

仕事や家事に追われ水分をなかなか取れない方や、アルコールをよく飲まれる方に多いです。

慢性的に水分が不足すると身体は慣れてきて水分を欲さなくなります。

それにより水分を排出しないように働き、結果的に水分代謝を悪くさせ浮腫みを生じさせます。

普段あまり汗をかかないという方は要注意です。経験的にあまり身体を動かす習慣がない方が多いです。

汗を普段かかないので喉もかわくこともないようです。

しかし喉が渇かなくても最低でも一日1ℓは水分を取る必要があります。

一気に飲むのではなく少しずつ飲まれるようにしてください。そうすることで水分の吸収率も上がり効率良く利用されます。

(冷え性の方は冷たい水を飲むことでさらに身体を冷やしますので、温かい水をお飲みください。)

またアルコールをよく飲む方も注意が必要です。

アルコールを肝臓で分解する際に水分を使ってしまいますので、飲んだ量と同じくらいの水分をとる必要があります。

2日酔いは水分不足から毒素が排出できないため引き起こします。

お酒を飲まれる方は水分の取り方にも気を配ってください。

当院の治療では水分代謝を促す治療を併せておこないますが水分の取り方の指導もさせて頂いてます。

それだけ体内の水分代謝はとても大事で、身体の中の栄養や毒素の運搬を担っているため重要であります。

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