眼精疲労 中医学的考察
目の疲れと臓腑の関係
昨日に引き続き眼精疲労についての投稿となります。
中医学(東洋医学)では自然界に存在する物質を木・火・土・金・水の5つに分けて考え認識しています。
例えば人間の臓器は次のように分けられます。
肝➡木
心➡火
脾(膵臓)➡土
肺➡金
腎➡水
このように5つに分けられ、助け合ったり制約しあったりする関係にあります。
肝(木)と心(火)は母子関係にあり互いに助け合う
肝(木)と脾(土は)相克関係にあり制約し合う生理的関係
それぞれの関係が上手くバランスがとれていれば問題ありませんが、このバランスが崩れると病的な状態が生まれます。
肝は全身の気をめぐらし臓腑の働きを促進させる疏泄機能がありますが、肝の働きに異常が起こると脾(消化吸収)の働きにも影響を与えることとなります。
人間の感覚器を5つに分けると
目➡肝
舌➡心
口➡脾
鼻➡肺
耳➡腎
となります。
肝と目は五行で相当する臓器であります。目を酷使すると肝を傷うことになり、全身の気の巡りを悪くさせ(疏泄機能の失調)、血の流れを悪くさせるので肩こりや腰痛などを引き起こします。
肩こりと眼精疲労は大体セットで起こりますが、肝という臓が目と筋肉を支配しているからなのです。
また肝の働きは目の状態に反映され、赤く血ばしったり、黄疸を呈することがあります。
臓腑の老化を考えますと腎との関係もありますし、経絡を考えますと胃経、三焦経、胆経も関連があります。
眼精疲労は様々な臓腑との関係がありますが、特に肝との関係が深く臨床的にも眼精疲労を強く訴える方は肝の問題が多いようです。
なにかと肝は酷使され疲労に陥りやすい臓器ですので、皆様お気をつけください。
怒らない、目を使いすぎない、肉体労働をしすぎない、酒やタバコをしない、薬を飲まない、酸っぱいものを食べ過ぎない(適度に取る必要あり)
以上を守っていただけますと肝臓に負担をかけることが抑えられます。
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