疲労倦怠感 セルフケア 効果のあるツボ

疲労倦怠感に効くツボ

昨日は疲労倦怠感を取るには胃腸の調子を上げることと、ストレスケアをすることが大事だとお話しましたが、今回はそれらに効果のあるツボをご紹介いたします。

まず胃腸の調子を上げるツボですが、それ以前の問題として食事内容がおろそかでは意味がありません。食事内容を見直す必要がある方はしっかりと見直してください。

ジャンクフードや砂糖にまみれたお菓子やパンを食事代わりにしていないでしょうか?

鬱気味な方の食事を調べると、たんぱく質やその他ミネラルが不足しているケースが多く、砂糖のとりすぎで血糖値に異常があることがあります。

心当たりのある方はまずは食事を見直してくださいませ。

脾胃の働きは?

中医学では咀嚼した食べ物は胃に送られ腐熟(消化)されます。

その後、胃の降濁作用により小腸へ運ばれますが、胃の飲食物を下へ運ぶ機能が衰えると胃の中で停滞し、上腹部の張りや悪心、食欲不振、疲労倦怠感を出します。

小腸に運ばれた飲食物は栄養物質(水穀の精微)とカス(糟粕)に分けられ、脾(膵臓)の運化昇清機能により栄養物質を肺や身体の上部に運びます。

運化昇清機能が落ちると水分代謝が悪くなり浮腫みや病理産物の形成、下半身のだるさといった症状を出します。

その他にも消化器官は様々な働きをしますが今回は脾胃の働きにフォーカスするため割愛させて頂きます。

脾胃の問題は胃腸の不快感だけではなく、気虚(エネルギー不足)の状態におちいり、水分代謝や内臓下垂、出血性の症状を起こすことがあります。

それらの問題を広くカバー出来るツボをご紹介いたします。

豊隆(下の点)

豊隆穴…膝のお皿より指8本下り、上の足三里穴より外に指1本外れたところにあります。写真の図は反応点なので気持ち上よりにあります。押して圧痛のある所や張り感のある部分で構いません。

胃腸の調子を整え、身体にたまった病理産物や水分の流れをよくする効果があります。

三陰交(白点)

三陰交・・・内くるぶしより指4本分上の骨際にあります。

足三里と組み合わせることで水穀の精微を気血に化生します。(消化を助ける)

その他様々な効果が期待できる使用頻度が多いツボです。

足三里

足三里…膝の皿より指4本下方にあります。

胃腸の調子を整えるツボ。補気作用に優れているので利用範囲の広いツボです。

中脘

中脘・・・おへそと剣状突起(肋骨の真ん中の骨の下方)間。押すとコリコリと弾力があります。

胃の降濁作用を助け、身体の湿を取り除きます。

以上のツボを指で軽く刺激したり、せんねん灸をして頂けますと、胃腸の調子を上げることができます。

胃腸の調子が悪いという自覚症状が診られない方でも疲労倦怠感の原因が、胃腸にあることはめずらしいことではありません。

気になる方は一度受診をお勧めいたします。

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