筋肉がつる原因 中医学的考察

筋肉がつる原因は?中医学的に考えると

昨日に引き続き筋肉がつる原因についてのお話になります。

筋肉がつる原因として、ミネラルバランスや血行が悪くなることにより筋の収縮をコントロールできなくなることを説明いたしましたが、今度は鍼治療をするにあたって中医学的にはどのようにして診ていくのか説明していきます。

まず五行説では筋肉は肝に支配されコントロールされています。

血流をコントロールしているのは肝であり、運動時には肝の疏泄機能により四肢末端まで血液を供給し、筋肉や関節の動きを滑らかにしています。

反対に夜間時には血流が良いと寝付けませんので、血は肝に貯蔵されます。

必要に応じて気や血を巡らせる働きにより、筋肉や関節の運動を管理しているのです。

そのため肝の疏泄機能(血流を促進する機能)が弱くなると、筋肉のけいれんを起こすのと同時に、痺れ感、ひきつけ、関節痛、爪の変形なども同時に診られることがあります。

古典の書物には肝は疲労とも関係する臓であり、肝が旺盛であると筋肉も充実し、反対に衰弱すると筋肉も衰弱するとされています。

またその反応は爪の形や色に反応が出るとされています。

西洋医学的見地からいいましても、肝臓は血液の解毒やたんぱく質分解などを担っているので、筋肉の状態や爪の状態と関係が深く、肝臓の状態が悪い方は爪が変形したり、筋肉が落ちてやせ細ってしまうことがあります。

私の臨床を通しましても、肝に問題があるケースでは筋肉や関節に不調を訴える患者さんが多い印象があります。

(とはいっても肝に原因があるとは限りませんが…)

では肝に負担をかけないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

具体的に言いますと・・・

・ストレスを溜めない

・疲労を溜めない

・肉体労働をしすぎない

・怒らない

・目を使いすぎない

・酸味のあるものを適度に食べ、取りすぎない

・夜はしっかり寝る

普段の養生として以上のことを気を付けていただけると幸いです。

個人的にミネラルをしっかりとるようにして改善されたケースは少なく、養生された方がよっぽど効果的かと思われます…

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