イライラや怒りが身体に及ぼす影響

イライラすると気や血の流れを悪くさせる

イライラしたり、怒りなどの感情は中医学では七情の乱れに含まれ、ストレスが慢性化することで様々な身体の不調を引き起こします。

一時的な感情であれば問題ありませんが、イライラしやすい方は常日頃からそういった傾向がみられますので、体質的に気が停滞しやすく肝気鬱結という状態になりがちです。(怒りなどの感情をコントロールできる方はそもそも怒らない気もしますが・・・)

肝気鬱結とは肝の疏泄機能が停滞し、気や血や体内の水分の流れが悪くなっている状態をいいます。

長期間のストレスは自律神経でいうところの交感神経を優位にさせ、身体を緊張させますが、この状態と同じことがいえるでしょう。

気の流れが悪くなると、気滞といって気が詰まってしまい痛みや筋膜の柔軟性を失います。

それによりよくあるのが、お腹が張って痛いとか便秘の原因になるものです。

その他にも筋肉の張り感や精神的抑鬱感などが起こり、女性においては気滞がお血という病理産物を生み出し、月経不順や生理痛を起こすことがあります。

肝気鬱結という状態であれば、気を流してあげることでよくなるので、運動や入浴などでも充分改善することがあります。

ストレス発散で対応することが十分可能な段階です。

しかし、精神的ストレスが強く長引いてしまいますと、気鬱火化といって身体の中で熱症状を起こすようになります。

具体的にいいますと、偏頭痛やめまい、耳鳴りなどの頭部周りの不調です。

熱は上昇性がありますので頭に症状を出すのです。

また、他の臓腑まで影響が及び、消化器や呼吸器の臓腑に問題を出すことは少なくありません。

肝脾不和・肝胃不和・・・下痢や便秘、胃痛。胸やけ。

肝気犯肺・・・咳や吐血。声がかれるなど

治療としてはそれぞれの臓腑の熱の症状を抑えていきます。

ここまで症状が進みますと、自分でストレスを発散するだけでは対応できなくなりますので治療が必要になってきます。

怒りやイライラなどの精神的ストレスはこのような身体の不調を出すこともあります。

イライラしやすい方は普段からストレスケアを小まめにすることをお勧め致します。

しかし一番は治療を受けることです!

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