オーバーワークだった学生時代
オーバーワークによる弊害
仕事やスポーツなどで身体を酷使しすぎ、体力の回復が追い付いていかない状態のことを「オーバーワーク」といい、それによる身体の不調のことを「オーバーワーク症候群」といいます。
特に最近ではスポーツの現場で耳にするようになりました。
私が学生だった頃(野球部に所属)は、オーバーワーク症候群といった言葉はあったのかもしれませんが、まだ根性論がはこびる時代でしたので、トレーニングはやればやるほど強くなるといった考えが主流でした。
今考えてみると、完全にオーバーワークによる身体の不調やモチベーションの低下、パフォーマンス力の停滞などで悩める選手が多く、私もその内の一人でした。
野球部のアップをみたことがある方は分かるかもしれませんが、アップだけで30~1時間程は時間を割き、運動量もかなりのものになります。
私は現在定期的に運動をしていますが、それでも高校の時の野球部のアップにはついていけないと思います。
アップだけでもかなりの体力を要し、その後に厳しい全体練習が2~3時間続きます。(全体練習後は自主練習)
また、私はピッチャーでしたので、毎日5~10㎞のランニングと短距離系のダッシュを20~30本、筋力トレーニング、投げ込みをほぼ毎日おこなっていました。
そのため疲労の蓄積により常にどこか痛みがある状態で、思い通りにプレイできることはほとんどありませんでした。
投げ込みに関しては、週に3~4日くらいだったと思いますが、全体練習でキャッチボールやノック等で肩と肘を酷使していましたので、万年肩と肘の痛みに悩まされ試合で中々結果を残すことができませんでした。
当時、肩と肘の痛みはトレーニング不足によるものだと考え、練習のしすぎによるものだとは思いもしませんでした。
地道にトレーニングを続け身体を強くしていけば、きっと報われる時がくると信じてトレーニングを続けていました。
結局、その思いは報われることはなく高校野球生活は終わってしまいました。
・・・・
しかし、引退してから久しぶりにボールを投げてみると、驚くほど身体が軽く思いっきり腕を振って投げれたのです。
思い通りに腕を振って投げれたのは入学以来でしたのでとても驚きました。
そしてその時初めて、練習のしすぎだったことに気づかされたのです。
今は週に1~2日のオフの日を設けている部活動が多くありますが、以前は休むと身体がなまるとされていましたので、オフの日を設ける部活はほとんどありませんでした。
ウエイトトレーニングをしていると特に分かりますが、しっかりと休息をとらないと筋肉は強く育っていきません。
もちろん厳しい環境下の中でも身体が強く成長していける子もいますが、大半の子たちはオーバーワークとなり成長の食い止めとなってしまいます。
それは心肺機能や技術面に関しても言えることで、休息中に身体が変化していき順応していきます。(技術も休息中に再構築されます)
休むことで以前以上のトレーニングに備える環境を身体は作っていけるのです。
これからの時代はさらに科学的トレーニングが進められていきますので、そういった問題は少なくなるとは思いますが、いまだに根性論が抜け切れていない指導者の方もいらっしゃいます…
しかし、これだけ情報が拾える時代になりましたので、よっぽどYOUTUBEでもみたほうが勉強になりますね。
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