睡眠と五臓の関係

心の機能失調が睡眠に与える影響

似たような投稿をしたことがあるかもしれませんが、今回は睡眠と五臓の関係のお話をしようと思います。

人は心身の調和がとれていないと満足な睡眠をとることはできません。

心身の調和とは心と肉体の調和のことを指します。

精神は肉体に影響を与えその反対もまたしかりと中医学では考えています。

五臓(肝・心・脾・肺・腎)にはそれぞれ支配する情動変化(怒・喜・思・憂・悲・恐)があり、例えば心は喜びを生みだしているという、人の思考は臓腑により生み出されているという中医学ならではの考えです。

また、心は神を蔵し五臓六腑を統括して精神活動を支えているので自律神経との関係が深いと私は考えています。

心の病症で不眠や多夢はよく診られる症状で、不眠症の方は心に何らかの影響が及んでいることが多くあります。

そのため、不眠症の方は不整脈や動悸などの付随症状がみられることがあります。

そして、心は血液を循環させる原動力なので、心が衰えると全身の血液循環が悪くなり脳を滋養できなくなり、睡眠障害のほか、めまい耳鳴りなど頭にまつわる不調を起こすこともあります。

この場合、心血を補うことで心神を安定させるように治療しますが、心の病症が診られるからといって心にアプローチするとは限りません。

先にも説明したように、心は五臓六腑を統括しているので他の臓腑の影響を受けることがあるのです。

そういった見極めをしっかりしなければ、本来の原因が見えてきません。

睡眠障害は心との関係が深いですが、五臓六腑を統括しているため他の臓腑との関連が強く見極めが難しくなります・・・。

そのため細かな四診(視診、聞診、問診、触診)が求められます。

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